行徳の海苔
特産品
1821年近江屋甚兵衛によって始められ、今では数少なくなった干潟がノリ養殖に適していることから、干潟の広がっていた千葉県の東京湾全域にひろがりました。
平成28年度漁期は全国的に不漁の中、生産技術の革新により生産量も維持され、高値で取引されております。
しかしながらノリ養殖は気象や海況に大きく左右され、特に水温はノリの生育に大きな影響を与えております。ノリが安定して生育するには、秋季のスムーズな水温降下が必要ですが、近年の温暖化傾向により、この時期の水温が高く、また変化が大きいことがノリの健全な生育を妨げ、全国的に生産枚数減少の一因となっています。
そこで、平成21年度に品種改良により生まれたのが、高水温時の水温変化に強い新品種「ちばの輝き」です。
「ちばの輝き」の特徴として
・秋の高水温停滞期でも生長が良い
・葉形が極めて細く、単位面積あたりの収量が多い
・葉が薄く、なめらかで歯切れが良い製品ができる
今後は、「ちばの輝き」が全国のノリ生産量の回復を牽引していく存在となりますので、どうぞご期待ください。