常夜燈
神社・仏閣
市川市指定有形文化財第1号である常夜灯は、文化9年(1812)に、江戸日本橋西河岸と蔵屋敷の成田山にお参りする講中の人々が航路安全を祈願して建てたものです。
現在の常夜灯周辺は、新河岸(しんかし)と呼ばれ、『葛飾誌略』によると、元禄3年(1690)に景観整備されたと推察されます。本行徳村では天明6年(1786)の時点で、53艘の乗合船が所持されており、新河岸は船を利用して成田山を参詣する旅人など、行徳経由の道を往来する人々で賑わっていたようです。